iOS版Primeビデオのオフライン再生のためにXreal Oneに乗り換えた話

iOS版Primeビデオがオフライン再生できない

通勤や移動中にはこれまで「Xreal Air (初代)」とGalaxy S22の組み合わせで大画面での動画視聴を楽しんできました。

Galaxy S22は2年間の返却プランで格安で契約したもので、これが今月で2年の利用期間を満了して返却することとなったため、代替となる端末を手に入れる必要が出てきました。

しかし、まずいきなり代替端末を手に入れるよりはメインで使っているiPhone16 Proとの組み合わせで使ってみることにしました。
今までXreal AirはGalaxy S22で運用していた理由にiOS版Primeビデオアプリではダウンロードしたコンテンツのオフライン再生できないという問題があります。

具体的には、オフライン再生しようとすると「VGA接続はサポートされていません」という無慈悲なエラーメッセージが表示されてしまいます。これでは、トンネルや飛行機の中など、本当にオフライン環境で楽しみたい時に使えません。

2年ぶりに再びiPhoneとXreal Airで使用するにあたって、このエラーが出る状況に変化はないのだろうか?と調べたところXreal Oneなら問題がないという海外掲示板の書き込みを見かけたのが今回Xreal Oneへと乗り換えを考えたきっかけとなります。

iPhoneとの組み合わせで問題がなくなるのであれば、今までXreal Airを運用する際に使っていたGalaxy S22とモバイルルーター(iOSのテザリングが安定しないために使用)の2つがなくなるため、通勤中の荷物を減らす面でもかなりメリットが大きいと判断しました。

Xreal OneでPrimeビデオのオフライン再生をするには

結論から言うと、Xreal Oneでオーディオモードを「DPオーディオ」に切り替えるだけです。

DPオーディオへの切り替えはXreal Air(初代)やAir2 / Air2 Proにも同様に備わっていた機能なのですが、Xreal OneではDPオーディオに設定することで、iOS版Primeビデオのオフラインコンテンツの再生が可能になるようです。

EDIDの関係で旧機種はなんらかの制限に引っかかっていたのでしょうか?

今回は「kikito」のサブスクを選択

Xreal Air > Xreal Air 2 > Xreal Oneと怒涛の進化を遂げているXRELのARグラスですが、既に現段階においても正当後継機ではないにしてもProject AuraというAndroid XR端末の開発が発表されています。

すぐに買い替えたくなる可能性もあるので今回は購入せず、ドコモが提供する家電レンタルサービス「kikito」でのレンタルを使ってみました。

【新品】XREAL One

kikitoは最低レンタル期間はあるものの、レンタル品として「新品」のXreal Oneの選択肢があったので使用感が気に入ってサブスク帰還満了まで使っても新品を分割で買ったのと大差ないかな?というイメージでレンタルして見ました。

乗り換えに値する新機種が出てくればまたそのタイミングで返却と新規サブスクを申し込めばいいかな?という感じです。

クーポンを貼っておくので、もし興味がある人は使ってみてください「friend16cdcbc9900e

Xreal OneとiPhone 16 Proでオフライン再生可能!注意点あり

さっそくkikitoでレンタルしたXreal Oneと、iPhone 16 ProでPrimeビデオのダウンロード再生を試してみました。

結果は…無事に再生可能! これでようやく、どこでも気兼ねなくPrimeビデオに没頭できます。

しかし、実際に使ってみると一点だけ注意点があることもわかりました。

注意点:再生開始時の音声出力先が重要!

一瞬ハマったのがこのポイントです。

ダウンロードしたコンテンツの再生ボタンを押す際に、音声の出力先をAirPods等のBluetoothイヤホンにしていると、例の「VGA接続はサポートされていません」のエラーが出てしまいます。

回避手順

このエラーを回避する手順は以下の通りです。

  1. まず、iPhoneの音声出力先を「Xreal OneのDPオーディオ」に設定します。(OS上の表示はドックコネクタ)
  2. その状態で、Primeビデオのオフラインコンテンツの再生を開始します。
  3. 映像が無事に再生されたことを確認したら、一時停止してコントロールセンターなどから音声の出力先をお好みのBluetoothイヤホンなどに切り替えます。

ちょっと一手間が必要になりますが、これで問題なくBluetoothイヤホンを利用してオフライン再生が可能です。

移動中利用特化のための設定

私の主な利用シーンは電車での移動中なのですが、上記の回避策を取ると、再生開始の一瞬だけ、どうしてもXreal One本体のスピーカーから音が出てしまいます。静かな車内でいきなり動画の冒頭の音が鳴り響くのは、ちょっと(いや、かなり)恥ずかしい思いをします。

ということで、あらかじめXreal Oneの音量もゼロに設定しておくということにしてます。

こうしておけば、DPオーディオで再生が始まっても音は出ないので、スマートにBluetoothイヤホンに切り替えることができます。

電車内での画面固定モードはイマイチ

Xreal BeamやBeam Proを使っていた時から変わらずの問題ではあるのですが、空間固定モード(3DoF)が乗り物での利用にあまり向いていないという点です。

Xreal Oneの画面固定モードは、加速度センサーを利用して空間に画面を固定します。そのため、電車の加速・減速やカーブでの横G等を「自分の頭が動いた」と判定してしまい、画面が意図せず動いてしまうことが多々ありました。

そのため移動中の利用にはブレ補正モードでの利用がストレスが少ないと感じました。

おすすめアクセサリ

Xreal Oneを快適に使用するために購入したおすすめアクセサリを紹介します。

Nyantic Labs.「写り込み防止具 Slim」

Xreal等のARグラスの情報発信をされている8796.jp管理日誌さんが3Dプリンターで作られている「写り込み防止具 Slim」です。

写り込み防止具 Slim for XREAL

装着するだけで、レンズへの下からの光の写り込みが劇的に減り、映像がくっきり、はっきり見えるようになります。

さらに嬉しいのが、Xreal Air(初代)で使っていたインサートレンズがそのまま流用できる点。視力矯正用のレンズを買い直す必要がなかったので、非常に助かりました!

[Linkidea] 超大型ハードケースサングラスカバー

今までXreal Air用に使っていたケースはこんな感じ、

Xreal OneではUSBケーブルを付けたままでは収納できなくなってしまったため、新調しました。

まとめ

今回はGalaxy S22の2年契約満了が発端となった機材変更でした。

S22の代わりにBeam Pro等を購入する選択肢もあったのですが、今回はXreal OneへARグラスを更新することによって視聴体験の満足度を向上しつつ、今までスマートフォン2台+ルーター1台という持ち物をメイン端末の1台のiPhone16 Proに集約して減らすことができました。

また、かねてよりの「iOS版Primeビデオのオフライン再生」の問題を解決できたのは良かったかなと思います。

デジモノXreal Air,Xreal One

Posted by ryu