iPhoneに繋いだXREAL Oneの音声を有線イヤホンに出力する
Primeビデオのダウンロード再生時に起こるBluetoothイヤホンの問題
移動中にXREAL OneとiPhoneを使用して動画視聴をしているのですが、先日も記事に書いた通りXREAL Oneに映像出力した際のPrimeビデオのオフライン再生にはちょっと癖がありBluetoothオーディオに出力するためには一定の操作が必要となります。
また、自分の場合は移動中での利用が多いのですが、日本からヨーロッパへの移動のような長時間の飛行機移動は10~14時間などの移動時間になるため、1回の充電で約4〜6時間程度のバッテリー持続時間になるBluetoothイヤホンではバッテリーに不安があります。
有線イヤホンを使おう
ならばバッテリーを使わないオーディオデバイスに出力すれば良いのでは?ということを思い立ち、オーディオ出力には有線イヤホンを使うことにしました。
本体にアナログイヤホン出力がある機種の場合はそれを使えばいいのですが、残念ながらiPhone16 Proにはそれが無いためオーディオ出力用にUSB-DACを使用します。
用意したもの
USB-DAC (Lotoo PAW S1)
音楽を聴くために持っていたUSB-DACです。
USB-Cハブ
iPhone側にはUSB-Cが1ポートしかないため、XREAL Oneへの映像出力と、USB-DACへの音声出力と2つのUSB-Cポートが必要になります。
また、XREALを接続するポートはDisplayPort Alt Mode(DP Altモード)に対応している必要があり、該当製品を探してみた結果これが見つかりました。
LEPIC DAC POCKET LARGE
USB-DACをiPhoneのMagsafe部分に固定するもので、配線がごちゃごちゃしないように使います。
UGREEN USB-C ケーブル L字型 0.5m
USB-CハブにUSB-DACを接続するために用意したケーブルです。
接続してみた
接続した状態がこんな感じです。

XREAL Oneは右側のUSB-Cハブの先端にDP ALT対応の専用ポートがあるのでここに接続する形です。
USB-CハブのUSB-Cポートからケーブルを伸ばしてDAC POCKETに固定したUSB-DACに接続する形になっています。

今回はXREALの出力もあるため、USB-DACのオーディオジャックもiPhone本体のUSB-Cコネクターと同じ方向を向くようにハブとDAC間のUSB-Cケーブルはあえて長めのものにしました。
ちょっと余ったのでカメラ部分でくるっと巻いていますが、あと5cmぐらい短いとジャストかもしれません。
ただ、そんなぴったりなケーブルは早々見つからないため今回はこの形にしています。
同時に充電も可能
このUSB-Cハブは給電ポートがあるため、同時にiPhoneの充電もできました。
USB-PDの高速充電が問題なく動作しました。
ただし、オーディオに充電ノイズが入る感じもしたので、これは機器の組み合わせによって相性がありそうです。

感想
結果的には大成功でした。
iPhone上でPrimeビデオをダウンロード再生した際に、映像はXREAL One、音声はBluetoothオーディオにすると出ていた「VGA接続はサポートされていません」とエラーは再現せず、スムーズにPrimeビデオの再生が可能でした。

また、結果的にUSB-DACと有線イヤホンという組み合わせになり、Bluetoothオーディオより高音質を得られるため視聴体験も向上したように感じます。
欲を言えば「空間オーディオ」が使えなくなったな?と感じましたが、エラーや回避するための出力先の変更操作に煩わされる事を考えれば些細な問題と感じました。










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