ルーターをYAMAHA NVR510にしてIPv6 IPoEとIPv4 PPPoEを1台にまとめて小型ONUにも交換した話

2019年10月17日

YAMAHA NVR510を買う

当初はOpenWRTルーターを2台用意して、v6プラス接続とIPv4 PPPoE接続を使用していましたが、たまたまYAMAHA NVR510が中古で 20,498円(税込) というお値段だったので思わず手を出してしまいました。

当初の構成

当初これだけの機器を使ってインターネット周りの機能を利用していました。

  • GE-ONU
  • 5ポートハブ(ルーター2台をONUに接続するため)
  • OpenWRTルーター(IPoE接続)
  • OpenWRTルーター(PPPoE接続、OpenVPNサーバー)
  • Grandstream HT801(VoIPアダプタ 050のIP電話)
  • 8ポートハブ(LAN側の配線用)
Grandstream Handy Tone-802 HT802 / 2-電話出力口 1-WAN 国内正規品

Grandstream Handy Tone-802 HT802 / 2-電話出力口 1-WAN 国内正規品

8,475円(10/05 21:04時点)
Amazonの情報を掲載しています

NVR510導入後の構成

  • GE-ONU
  • NVR510(IPoE+PPPoE+L2TP+VoIP)
  • 8ポートハブ(LAN側の配線用)

NVR510に置き換えたところこれだけに集約することができました。

ヤマハ ギガアクセスVoIPルーター NVR510

ヤマハ ギガアクセスVoIPルーター NVR510

47,800円(10/05 21:04時点)
Amazonの情報を掲載しています

v6プラス接続をしながらPPPoE接続側でVPNするのに苦労

v6プラスの設定、PPPoEの設定、DDNSやL2TP VPNの設定、あとはVoIPの設定など個々の機能についてはヤマハのドキュメントの充実っぷりや、GUIを使った簡単設定きのうもあったのでサクッと設定できたのですが唯一、v6プラスとIPv4のPPPoEを両方接続し、VPNのみPPPoE側に割り当てるという点ではかなり試行錯誤しました。
結局自分だけでは解決できず、最後はヤマハのサポートに助けてもらいました。
一応フィルター型ルーティングを使うことでv6プラスのトンネル(tunnel 1)で通信をしながら、IPv4 PPPoE接続(pp 1)でL2TP VPNの待ち受けができるであろうというのはわかっていたのですが、自分の場合はこのフィルターにlan1のIPアドレスを設定していて、それが間違っていました。
下記の設定にしたところ問題なくPPPoE側からVPN接続ができるようになりました。

ip route default gateway pp 1 filter 10 20 30 40 50 60 gateway tunnel 1
ip filter 10 pass * * tcp * 2002
ip filter 20 pass * * tcp,udp * domain
ip filter 30 pass * * udp 500,4500 *
ip filter 40 pass * * esp
ip filter 50 pass * * tcp,udp * 5060
ip filter 60 pass * * udp * 5004-5035

config該当箇所の抜粋

GE-ONUを小型ONUに変更しよう

NVR510は小型ONUが使えるということで、そうなるとGE-ONUも邪魔に感じてきたので、これを小型ONUへと交換してもらおうと思いました

@niftyカスタマーサービスデスクに電話した

この小型ONUですがNTT東日本のフレッツを直接契約していればそれほど面倒な手続きは必要ないそうですが、うちはあいにくとキャッシュバックに惹かれて光コラボレーションの@nifty光を契約していました。
ということでまずは@niftyカスタマーサービスデスクに直球で「現在のONUを小型ONUに変更したい」と電話してみたところ、「小型ONUはHGWを使ってないとそもそも払い出しができない」ということで断られてしまいました。

ひかり電話を申し込んでみる

最初にカスタマーサービスデスクに断られた後、これはダメかな?と思ったのですが、よくよく断られた理由を考えるとHGWを使ってないのが理由であるなら、HGWがあればいいんじゃないか?
ということで@niftyお申込み受付デスクにひかり電話を契約したい旨を伝え、その後折り返しかかってきた工事担当窓口の人にHGWはRS-500系にしてほしい旨を伝えたところすんなりと受付してもらえました。

ここでちょっと注意なのが、@niftyの場合「お申込み受付デスク」や「カスタマーサービスデスク」というのは工事の実務を担当しておらず、NTT東日本にも連絡や確認をするという体制がないようで、完全に縦割り組織の受付窓口となっているようです。
なので、実務的な話はこの受付の後にかかってくる工事担当窓口からの連絡の時にする必要があり、受付デスクやカスタマーにONUやHGWの話をしてもぜんぜん通じませんでした。

また、この工事担当窓口の電話の時に「小型ONUが欲しい」という話を使っても相手のオペレーターの人は「小型ONU」が理解できなかったようで、「RS-500系のHGWを払い出してほしい」というとすぐに分かったようでした。
HGW自体の資料があってそれを参照しているような印象ですね。

工事日当日がグダグダ

待ちに待ったひかり電話の開通工事当日、会社の休みもとって工事担当の下請け業者の人の作業を見守っていたところ…なにかがおかしい…
なんとRS-500系ではない、PR-500系のHGWをGE-ONUに取り付けようとしていたのですぐにストップしてもらいました。
「RS-500系の取り付けをお願いしている」旨を伝えたところ、指示書には既存ONU流用ってあるのでてっきりという話、幸い担当者の人が気さくで機転が利く人だったので、RS-500を持って再度来ますということになり一度作業は中断になりました。

作業は1時間後に再度下請け業者の人が来訪して無事にRS-500の設置が完了となりました。

最後のオチは工事完了後に@niftyの工事担当窓口からかかってきた電話です。
「すみません、RS-500は無線LANが内蔵されているので、もしかしたら作業費が高くなるかもしれません、また無線LANの使用料として月額費用にも変更が入るかもしれないです、でもこの窓口ではそういうのがわからないんでカスタマーサービスデスクに聞いてもらっていいですか?」
といった内容でした、それ事前に説明もなかったし工事終了後に言うことかな?ってのと、こんな電話されたらブチ切れる人もいるんじゃないかなぁ?とか@niftyの工事担当窓口のグダグダっぷりとそんな縦割り組織で大丈夫かなどと心配しつつとりあえず無事に小型ONUの入手ができたので良かったです。

もしかしたらこの工事担当窓口自体が下請けの別会社とかなのかもしれませんね。

NVR510+小型ONU

ひかり電話をどうするか?

冒頭にも書いてますが既にNVR510のVoIP機能で050番号を使った楽天の「IP-Phone SMART」は使用できていました。
使用頻度はそもそもそんなに高くないんですが、なにより月額維持費は0円なので、例えば自宅でメーカーのカスタマーサポートにかけるときに家庭用電話機で電話したいといった用途にはもってこいなのですが、今回の件で500円/月の維持費がかかる「ひかり電話」を契約してしまいました。
今のところ「ひかり電話」は使い道がないのでNVR510への設定すらしていないのですが、解約をしたら小型ONUがどうなってしまうのか等の確認をして今後どうするかを決めたいと思っています。

1台に集約できてすっきり

残されたRS-500

小型ONUを抜かれてしまったRS-500については箱に入れて押し入れに押し込んでおこうかと思っています。

ひかり電話の解約を申し込んだ(8/20追記)

ひかり電話の解約を申し込みました。
今回もカスタマーサポートに解約を申し込んだ後、2日以内に別途コンサルティング部門から解約の受付について電話をするという話になり、コンサルからの電話をもって解約の申し込みが完了となりました。
設置された設備については電話で確認をしましたが、HGWはルーター機能が無効になり、小型ONUはそのまま使えますということで、小型ONUのみのRA接続に戻れそうです。

ただし、解約日は今月末の8/29となったため、実際に接続形態がどうなるかとかはまだ未確認となっています。

ひかり電話の費用がようやく出てきた(10/17追記)

10月になってようやく今回の作業費の請求が来たので載せておきます。

  • @nifty光電話 基本プラン
  • ユニバーサルサービス料(@nifty光)
  • @nifty光電話 工事費

となっている部分が小型ONUに変更するためにひかり電話申し込み>解約でかかった費用です。
既設のONUからHGWへの変更設置は工事担当者の工事扱いになるので7,000円の請求が来ており、@nifty光電話基本プランと合わせれば全部を含めて小型ONUへの変更には7,502円かかったという計算になりますね。

ハードウェアNVR510

Posted by ryu