LUMIX Syncの位置情報記録が機能してなかった件

2024年2月12日

Lumixの位置情報記録とは

Lumixには[LUMIX Sync]というアプリケーションをスマートフォンにインストールすることでBluetoothを介してカメラ側に位置情報を転送して写真に埋め込む機能が備わっています。

この機能をカメラ側でONにした場合、カメラの背面液晶に[GPS]のロゴが出るのでてっきり位置情報が写真に埋め込まれていると思って撮影していたのですが、ふと写真のメタデータを確認したら全く位置情報(ジオタグ)が入っていないことが気がつきました。

公式サイトの説明を見ると

[GPS]が半透明で表示されるときは、位置情報が未取得のため書き込みができません。
便利な機能 | 位置情報記録

とのことで確かにカメラの電源を入れてもずっと半透明のままでした。

原因は何か？

結論から言うと「LUMIX Syncがバックグラウンド動作に対応していない」というのが原因のようです。

カメラの電源をONにしている状態でスマートフォン上でLUMIX Syncを起動し画面表示させている時に限りカメラとのBluetooth接続が確立し、カメラ側の[GPS]アイコンが白文字表示になります。
この際に撮影した写真のメタデータには位置情報が入りました。

しかしながらLUMIX Syncをバックグラウンドに回してしまうとこのBluetooth接続自体が全く確立しないようです、調べてみたところだいぶ前からX(旧Twitter)等では言及されているようで、LUMIX Syncがバックグラウンドで動作しないというのは既知の仕様であったようです。

なお、別途所持しているLeica Q2も同様の仕組みで位置情報を写真に埋め込むのですがLeicaの純正アプリである[Leica FOTOS]はしっかりバックグラウンド動作するようになっており、タスクキル等でアプリを強制終了すると[ジオタグ機能が無効になっています]といった警告がスマートフォン上に出るようにまでなっています。

Bluetooth接続に関してもカメラの電源を入れて数秒後には確立するようになっており、先日ドイツ旅行をした際にはQ2で撮影した写真に位置情報が入っていない写真はありませんでした。

後処理で位置情報を入れる

写真にジオタグが入っていると後から見返した際にとても便利なのでなんとかできないか？と検討した結果、後からPCやMacを使ってジオタグを埋め込むことにしました。

一手間かかりますが、今のところはうまく行っています。

まず写真を撮る際には外出時などにスマートフォン側で位置情報のログを取るアプリを起動しておきます。
別に専用のハンディGPSやGPSロガーを使うような手段もありますが、まずは荷物も増やさず一番手軽な方法で行うことにしました。
現時点ではiPhoneでルートヒストリーというアプリを使用しています。
こちらは位置情報をGPX形式で出力できるということもあり今回の作業にはうってつけでした、エクスポートしたGPSログはiCloudドライブ経由でPCに受渡するようにしています。
今の所試したところでは日中に外出する程度のログであれば問題なく取れているようです。