フィルムカメラ購入記
フィルムライクな写真を目指すなら、実際にフィルムを使えばいいんじゃないかという話を目にしたことがきっかけで、フィルムカメラに興味を持ち始めました。デジタルのエフェクトやフィルムシミュレーションでは出せない、フィルムならではの独特な質感や色味に興味がまさりました。
最初のフィルムカメラ
フィルムカメラを始めるにあたって、最初に選んだのはコシナから販売されていた Voigtlander BESSA-R のボディに Voigtlander COLOR-SKOPAR 35mm F2.5 P のレンズです。
このカメラを選んだ理由はいくつかあります。
- L39マウント対応のレンジファインダー機で、比較的新しめのレンズが使える
- 露出計内蔵 なので、マニュアル操作でも比較的楽に適正露出を合わせられる
- 現在もメーカーである程度のメンテナンスが受けられる(完全な修理は不可)
- コストパフォーマンスの良さ(MマウントのR2以降は価格がかなり上がっている)
BESSA-Rは露出計が内蔵されているものの、基本的な絞りやフォーカスの操作はマニュアルのカメラなので、すべての設定を自分で調整する必要があります。
その分、撮影のパラメーターに対する理解が深まり、普段デジタルでは意識しない領域で写真を撮ること自体が楽しく感じています。
また、このカメラを選んだのはフィルムカメラを楽しみたいけれど、オールドレンズのノスタルジックな描写を求めているわけではないという点です。
あくまで最近のデジタルと同列のような、最新のレンズとフィルムの特性を活かした現代的な描写を体験してみたかったというのがあります。(とはいえL39マウントのフォクトレンダーは現時点でそこまで新しいというわけではないですね)
本来であればMマウントを採用したBESSA-R2以降の機種がよかったのですが、昨今のフィルムブームもありLeica M3やM4が買えそうな値段までに高騰していたため、ここは最初のフィルムカメラとしてはあまり冒険できず、妥協せざるを得ませんでした。

TP Original Voigtlander Bessa R BESSA-L BESSA-T 専用 ブルタイプ 本革 ボディケース ダークブラウン
フィルムの価格と新しい選択肢
当初はBESSA-Rでフィルム撮影を始めてみたとはいえ、最近はフィルムの価格が上がっていて、気軽にシャッターを切るのは難しいと感じていました。そこで、もう少し気軽に楽しめて、露出の調整も楽なカメラが欲しくなり、新たに PENTAX17 を購入しました。
PENTAX17は、2024年にリコーから発売された最新のハーフサイズフィルムカメラ でまさに最新のフィルムカメラであり当初自分が実現したかったことをかなえてくれる機種です。ゾーンフォーカスを採用したエントリー向けのカメラですが、ハーフサイズならではのメリットもあります。
- 1本のフィルムで2倍の枚数が撮れる
- 軽くてコンパクトなので持ち運びやすい
- AUTOモードやPモードでシャッターを気軽に切れる楽しさがある
このカメラを知ったきっかけは、渡部さとるさんのYouTubeチャンネル 「2BChannel」 での紹介でした。さらに、このカメラで撮影された同氏の写真集 「SIDE by SIDE 17」 も面白くて、ますます興味が湧きました。

フィルムカメラの魅力
フィルムカメラにはデジタルとは違った魅力があります。1枚1枚を大切に撮る意識、撮影時のちょっとした緊張感、現像が仕上がるまでのワクワク感——こういった体験がフィルムの醍醐味です。
BESSA-Rでじっくり撮影技術を磨きつつ、PENTAX17で日常の何気ない瞬間を気軽に記録する。この2台を使い分けながら、デジタルとフィルムのそれぞれの良さを楽しんでいきたいと思います。
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