マグネット付きモバイルバッテリーを買ってみた

エレコム DE-C32-10000WH

マグネット付きバッテリーというと真っ先に思い浮かぶのは無線充電を使ったマグネット内蔵バッテリーを思い浮かべる人が多いと思いますが、マグネットでくっつくのは便利だとは思いつつも、無線充電は発熱と充電速度の問題もあり個人的にはモバイルバッテリーとしてはあまり使い勝手が良くないなと思ってました。

そこで気になったのがこのエレコム製DE-C32-10000WHです。
充電にはUSB-A/USB-C端子の有線ケーブルを使い、スマートフォン本体との固定のためにマグネットを使うという発想の商品です。
USB-PDにも対応していて高速充電が可能なうえ、スマートフォン本体にマグネットで吸着するので充電状態でポケットやカバンにも入れた際にも快適に持ち運べます。

iPhone12 miniとの組み合わせ

バッテリー本体はこんな感じです。

iPhone12 miniと組み合わせてみました。

iPhone12 miniにカバーを付けていますがその状態より一回りぐらい大きいサイズです。
バッテリー本体が10000mAhの製品の割には結構重い(約260g)せいかマグネットはそこまで強力にがっちりとは固定されず、ちょっと力を入れればするっと外れる感じになっています。

この写真で使っている充電ケーブルはオウルテックのOWL-CBKLTC1Lシリーズを使用しています。
柔らかいフラットケーブルが使われていてコネクターもUSB-CとLightning双方L字型になっているので充電状態で持ち歩いてもコネクターに負荷もかかりにくくコンパクトになるのでお気に入りです。

充電仕様など

公式サイトの仕様だとUSB-Cの仕様は

  • 5V/3A
  • 9V/2.22A

となっていますが、実際にPDOを確認すると

  • 5V/2.4A
  • 9V/2.22A
  • 12V/1.68A

が出力されるようです。
またサポートしている高速充電規格は

  • Apple2.4A
  • DCP-1.5A

となっているようです。

気になった点

iPhone12 miniをUSB-PDで充電していてちょっと気になる挙動をしていました。

充電率が90%ぐらいになったところで「充電終了>充電開始>充電終了>充電開始」という動作を繰り返すようです。

もしかしたらUSB-PDの電圧切り替えの閾値の部分にちょっと甘い部分があるのかもしれません。
100%まで充電しようとするとこの切り替えが頻繁に発生しそうで嫌な感じだったのでまずは90%で良しとしてケーブルを外して充電をやめました。

今後同様の現象が確実に発生するものなのか確認したいと思います。